病院から、療育センターへの紹介
退院後、月に一度の予防接種を兼ねた支援外来。
脳に損傷を受けた箇所が少ないとは言えないので、障害が出るのか出ないのかは成長してみないと何とも言えません、と、何度も主治医に言われた。
ただ、こんなに足がピンピンで、動きが妙にぎこちなくて、一人目の赤ちゃんのころとは確かに違っていたと思う。
生後半年でリハビリのための療育センターを紹介された。
たくさん人がいる待合室で、『リハビリが必要かどうかは、これから成長してみないと分からないから!お母さん!頑張って!』と、大きな声で励ましてくれた看護師さん。
余計なお世話。
そして、いざ。療育センター。
学生のころ、実習へ来たことがあり、雰囲気は分かっていた。
病院から持たされたMRIデータを見ながら診察を受け、息子の体を診て、私は最悪な返事を予感した。
いつもそう。
はしゃいで大騒ぎしたい場面でも、第三者的な立場になって客観視してしまい、このあと起こる最悪な場面も想像してしまう。
ほんと、いつもそうだ。
だから、本当に最悪な返事をされた時にもダメージは低い。
ほらね、やっぱりと思えばいい。
そうなったのも、息子のおかけだ。
NICUで小さいながらも合併症なく育って優等生といわれた息子が、まさかの退院前のMRIでpvlが見つかるという、最悪の事態が起こったからだ。
きっと、この先ずっと自分はこうなんだと思う。
それが自分自身と、家族を守るためにできる防衛反応なんだと思う。
診察の結果は、やはり脳性麻痺の症状が見られる、とのことだった。